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引き続き、節分の話題です。
京都では各所で節分の催しが行われていますが、その中でも
壬生寺のものが見応えがあるということで、先日行ってまいりました。
壬生寺で行われる節分行事の一環は
「壬生寺節分厄除大法会」と呼ばれ、
節分の前後、2月2日~4日の3日間を通じて行われます。
この壬生寺の厄除けは
京都の年中行事の一つにも数えられ、
白河天皇の発願によって始められたといい伝えられ、900年以上もの永い伝統を持つとの事です。
毎年全国各地からたくさんの人で賑わいます。
屋台も出ており、賑やかでした。
境内北側にある重要文化財の狂言堂では、重要無形民俗文化財の壬生狂言の中から、
厄除け鬼払いの狂言「節分」が、上演されます。
境内参道では、素焼きの炮烙(ほうらく)が並び、願いごとなどを奉納します。
これら多数の炮烙は、4月に行われる壬生狂言の毎日の序曲である「炮烙割」で割られ
この炮烙を奉納した人は、その年の災厄を免れて福徳を得るということです。
壬生寺はJR嵯峨野線の丹波口駅から徒歩10分
亀岡駅から丹波口駅までは乗り換えなしで20分ほどのアクセスしやすい立地です。
◎湯の花温泉からの所要時間 約55分
【 すみや亀峰菴 ⇒ JR亀岡 ⇒ JR丹波口 ⇒ 徒歩10分で壬生寺へ 】
春と秋にも壬生狂言を公開される時期があります。
また、新選組ゆかりの寺でもあり、境内の壬生塚には新選組隊士の墓塔がまつられています