こんにちは ソムリエの田中です。
昨日よりオーストリアに研修旅行にきております。
約十日間の旅の間に、ワインやその他オーストリアの
情報をお伝えできればと思います。
初日は「シュロスゴベルスブルグ」の20周年パーティーに行って参りました。
シュロスゴベルスブルグは、カンプタール地域にあるワイナリーで、
その名の通りお城ワイナリーです。
まさにお城だけあって、中庭、建物、畑が見渡せる庭を上手に利用したパーティー会場でした。
このようなすばらしい空間でおいしい料理と、ワインと、音楽、会話を楽しめるなんて
日本の日常ではなかなかできないですが、いつか当菴でもこのようなスタイルのイベントが
出来ればよいなと思います。
料理はビュッフェでしたが、ウイーンやカンプタールのトップシェフが7人集まり、
レストランで出されるのと同じ盛りつけで提供していただき、
もちろんどれもおいしくいただきました。
肝心のワインですが、「シュロスゴベルスブルグ」のアイテムを中心にテイスティングいたしました。
ここの作り手はやはり白ワインが美味しく、
リースリングハイリゲンシュタイン
グリューナーフェルトリーナーグルーブ が私的にはおすすめです。
ハイリゲンシュタインはオーストリアでもっとも有名なリースリングの畑で、
いろいろな生産者が所有しています。
傾向としては、パワフルなワインが出来る畑なのですが、
当ワイナリーのものは、ナチュラルで、優しさを感じるワインです。
されど、しっかりと銘醸畑としての骨格を持ち合わせており、
ちょっとよい料理に合わせるのにベストなワインだと再認識。
グルーブは自身が一番好きなゴベルスブルグのワインでして、
グリーンがかった色、ハーバルな香り、ややクリーミーな舌触り
よくはれた空の下、自然に囲まれて飲むのに最適なワインです。
当主ミヒャエルさんとも再会を果たし、
もしかしたら今秋お越しいただけるかもといううれしいコメントもいただきました。