毎年11月の第3木曜日は、フランスの新酒の解禁日で、日本でもボージョレーヌーヴォーでお祭り騒ぎになりますね。
ですが、私たちはやはりオーストリアの新酒「ホイリゲ」を押しています!
ここで、改めて「ホイリゲ」とは。。。
1つ目の意味:オーストリアの新酒 毎年11月11日「聖マルティンの日」に解禁
2つ目の意味:自家製のワインを出す居酒屋
なのです。
私どもの旅館では8年前からウイーンのワイナリー「Zahel」の新酒を扱っております。
毎年微妙に味わいのニュアンスは変わりますが、そこが新酒の面白いところでもありますね。
そして、毎年常に良いクオリティーで、新酒として扱うにはもったいないくらいです。
以前に5年前にリリースされた新酒をテイスティングいたしましたが、全く劣化せず、十分に楽しむことが出来ました。これはオーストリアのブドウ栽培がとても洗練されており、自然との調和がとれた、力強いブドウを原料とするため、ワインも自ずとポテンシャルの高いものになるのでしょう。
ですので、新酒だからと言って、一週間程度で賑わいを失うのは非常にもったいない、
ボージョレーと比較して飲むもよし、クリスマスにももってこい、年末年始のギフトにも、来春のお祝いにも、夏の日差しの下でぐいぐい飲むにもピッタリのワインなのです。
ここで改めて今年のZahelのホイリゲを飲んだ感想を・・・
Zahel Heuriger 2015
白(ゲミシュターサッツ)
色合いは淡いレモンイエロー
瑞々しい青リンゴや、和梨の香り
口当たりはフルーツの甘さがありますが、酸が上手に乗っかり、くどさを感じません。
食事と共に、ある意味グイグイいけるワインですね。
赤(ツヴァイゲルト)
昨年初めてリリースされた赤のホイリゲですが、昨年はやや物足りない感がありました。
しかし、さすがZahel 二年目の出来栄えはとてもよかったです。
ある意味新酒らしい鮮やかスミレ色。とくにエッジのカラーが鮮やかで素敵です。
香りも華やかで、味わいもタンニン少なく、ギシギシせず、スムースに舌の上を転がります。
今後のZahelの赤の新酒も期待できそうです。
今の時期はホイリゲの赤と白をハウスワインとして使用しております。
是非この機会に、ご賞味いただければ・・
また、オンラインショップでも取り扱っております。こちらをご覧ください。