昨夜はスタッフの勉強会を開きました。
第4回ワインと○○のマリアージュ検証会 筍編
ということで、
これから旬を迎えるタケノコと、オーストリアワインとの相性を探るため
11種類のワインと、いくつかの調理方法のタケノコとを合わせてみました。
少しご紹介いたします。
「筍のフリット、粉かつお和え」
角切りにした筍を、ふんわりと揚げ、鰹節の粉末(お好み焼きなどにかけるあれです)
をまぶしたものです。
仕込みの段階で、タケノコはかつお出汁で炊いてありますので、
料理の内側からも外側からもかつおの風味が広がります。
食感はタケノコのコリコリしたニュアンスを残すように作ってもらいました。
こういった調理法の場合はどちらかというと赤ワインかなと思います。
今回は、オーストリアの固有品種でもあるブラウフレンキッシュという葡萄で作ったワインを合わせてみました。
食材は土のニュアンスが強く、かつ粉かつおの舌触りも土っぽいですよね。
ですので、ワインも土のニュアンスのある、より自然な作りのワインが合います。
いくつかのワインを合わせてみましたが、
私が良いなと思ったワインは、
「WENINGER Blaufränkisch Saybritz 2012
ヴェーニンガー ブラウフレンキッシュ サイブリッツ2012」
です。ビオデナミの作り手であり、独特の滋味深い風味がこちらのワインにも表現されています。
大地を口に含むような感じが、料理とワインに共通し、うまくマリアージュしたのではないかと思います。
総勢17名ものスタッフが昨日は参加してくれました。
長丁場でしたが、みんな真剣にオーストリアワインと、たけのことの相性を探ってくれたようです。
もうすぐ、本格的に筍が料理にお目見えする季節となります。
皆さまもぜひ、当菴で、オーストリアワインと筍との相性をご堪能ください。