ついに待ち望んだ日がやってきました。ティンホフのワイナリー訪問!
思えば6年前のVieVinumで、素敵な赤ワインを探すために多くのワイナリーのブースを訪ねました
そのときに出会ったのがティンホフです。
そのときから、当菴の為だけに特別に輸入してもらい、VieVinumの度にブースを訪れ
「いつかワイナリーにお邪魔したい」と言ってきて、ようやく今日、念願の訪問です。
現在の当主 アルヴィン・ティンホフ氏は実に11代目であり、1990年にワイナリーを継ぎました。
長い歴史のあるティンホフですが、父親の代まではブドウ畑のみを所有していただけで、
醸造を行うようになったのは彼の代からだそうです。
ブルゲンランドのライタベルグの地に畑は全部で18ヘクタール、30個を持ち、
一つ一つの畑は小さい畑です。
ブドウはすべて手摘み、自分の畑のブドウのみでワインを作ります。
品種はライタベルグで伝統的に作られている品種
ノイブルガー ヴァイスブルグンダー サンクトローレン ブラウフレンキッシュの四種のみを作り
シャルドネやグリューナーフェルトリーナーを作らない珍しいワイナリーです。
彼はオークの森も所有しており、自社所有のオークの木で樽も作っています。
すべての樽がそうではなかったですが、樽の製造をも管理することで、
より理想のワインをめざせる素晴らしい試みだと思います。
テイスティングルームでは14種類ものワインを試飲させていただきました。
4種類のブドウごとに、それぞれのレンジで味わいはもちろん変わるのですが、
一貫して言えることは、彼らの作るワインは何の抵抗もなく、とてもきれいに体に入っていきます。
酸にはトゲもなく、タンニンも柔らかく、古いビンテージもフレッシュな味わいで、
どんなシチュエーションにおいても、いつでも心地よくさせてくれるワインだと感じたのです。
畑の断面図をこのように飾るワイナリーは少なくありません。
今日はあいにく昼から大雨が降るということで、残念ながら畑を見に行くことができませんでした。
本当に残念。。。
また次の楽しみにとっておこうと思います。